【私学の教員採用裏事情】~私立学校教員への転職・就職志望者必読ブログ~

元学校人事コンサル社員が私立学校の教員採用の内部事情をお知らせします。教員志望の大学生、公立から私立への転職を検討している方、私立学校にお勤めの方、私立学校に子供を通わせている保護者の方が知っておくべき私立学校の実態。

私学適性検査を受検する人へ

ついに今週末は私学適性検査ですね。

年々、受検者が減っていますが、今年も多くの人が受けると思いますので、せっかく受けるのであれば頑張ってほしいと思います。

 

この私学適性検査の結果ですが、良い結果も悪い結果も都内の私学に知れ渡ることになります。

良い評価になれば様々な学校からアプローチがあります。かんばしくない結果になれば採用試験を受ける学校で私学適性の評価を照会されて、その結果も参考にして選考が行われます。

 

「私学教員志望ならとりあえず私学適性受けたほうが良い」という噂や主催の東京都私立中高協会の言葉を真に受けて受検する。というにはリスクが大きすぎます。

 

私学適性を教員採用で必須の選考としている学校はありません。

私学適性検査を受検した人も各学校で個別に試験を行いますし、なにより地方の教員志望者は受検しないので受検にメリットはあまり無いと思います。

むしろ、様々な教育方針を持つ各私学で共通の試験を行って学校側も得られるメリットってそんなに無いんですけどね。

私学適性でD判定の志望者は避けとくか。くらいのものですし。

 

つまり私学適性検査を学校側が勧めるのは、つまり

 

 

足切りしたいからみんな受けてね」

 

 

っていうのが本音なのかなと。

 

受検者が行ける学校は1校だけなので評価の高い教員は複数の内定をもらって複数校を辞退してその辞退後に複数校で再度、募集が出るという流れですね。

これって5年位前に一般企業の就活市場で問題になってて一般企業では今まで解決させるために試行錯誤してました。

私学の採用ってこれだけ遅れてる上に、自分で自分の首を絞めてることに気付いてないですからね。

 

 

受検する人はせっかくなんで結果出るように頑張りましょう!!