【私学の教員採用裏事情】~私立学校教員への転職・就職志望者必読ブログ~

元学校人事コンサル社員が私立学校の教員採用の内部事情をお知らせします。教員志望の大学生、公立から私立への転職を検討している方、私立学校にお勤めの方、私立学校に子供を通わせている保護者の方が知っておくべき私立学校の実態。

宗教と私立学校について

キリスト教系の学校でよく見る求人条件

 

キリスト教信者またはキリスト教教育に理解がある者」

 

普通の私立学校はキリスト教信者でないと就業できないかというとそうではない。

 

宗教で求職者の採用・不採用を決めるのは公序良俗として良くないと解釈されることもあります。また決して完全に良くないと判断することもできないと思います。(法律の解釈は専門家の方に相談してください)

 

つまりキリスト教信者でなくても採用はされるということです。

 

ただし、宗教色の強い私立学校とそうではない私立学校があることは意識しておきましょう。現在においても教育理念に宗教に関する教育を行う学校もあれば建学時はキリスト教系の学校で現在は全く宗教に関する教育や指導理念がない学校もあります。

 

見分け方としては宗教色の強い学校の募集は「キリスト教信者の方」というのが入ってるか否かだと思います。

かなりグレーな表現なので、学校の人事採用意識を疑ってしまうところもあるが、就業してから学校側と教員側のお互いが不幸になることを未然に防ぐと考えるとやむを得ない表現なのかもしれないです。

 

見分け方というか注意点としてしっかり学校のホームページとか求人票を確認することです。

求人を探しているときに学校のホームページとか求人票はしっかり見ると思うので大丈夫だと思いますが何枚も履歴書を書く必要があると履歴書を書くためだけに学校のホームページの「建学の精神」と「校長挨拶」だけしか見なくなったりすることもあると思いますのでせっかく時間をかけて書いた自筆履歴書の書き損になる前に求人票と学校のホームページで宗教色の度合いを調べる事は絶対にしたほうがいいと思います。

 

(ふと思いましたが学校が自筆履歴書を書かせる限り、教員志望者側はホームページをくまなく見る時間なんてできなくなるので早く一般企業みたいにエントリーシート型に変えるべきだと思います。自筆履歴書とエントリーシートで得られる教員志望者の情報は変わらないですし、履歴書に掛ける時間と同じだけの時間であればエントリーシート型のほうがアピール項目等を多く設定できてより多くの情報で学校は書類選考ができると思うのですが。。。)

 

実際に私もお寺のおうちの教員志望者の方と話したことがありますが、その人は「キリスト教系の学校」以外は就業できます。と話していたので自分に制限があるであろうなという人は教員志望者自身がよくわかっていると思います。

 

 

キリスト教系の学校を例にとりましたが他の宗教の学校もあるので求人票と学校ホームページくらいはしっかりチェックしましょう。

 

私立学校の採用について質問がありましたらコメントください。できる限り答えたいと思います。