【私学の教員採用裏事情】~私立学校教員への転職・就職志望者必読ブログ~

元学校人事コンサル社員が私立学校の教員採用の内部事情をお知らせします。教員志望の大学生、公立から私立への転職を検討している方、私立学校にお勤めの方、私立学校に子供を通わせている保護者の方が知っておくべき私立学校の実態。

通勤圏と生活圏

職場は近いほうが移動の負担が少ないので良いと思います。

 

かといって学校の最寄り駅から徒歩圏のところに住んでしまったら生徒の出没エリアと自身の生活圏と重なりどこで誰が見ているかわからない状況になります。

 

就業時間外なのでどこで何をしていても良いのですがどの学校でも新任教員の研修で言われるのは「どこで誰が見ているかわからない。学外を出ても教員であることを自覚して行動するように」と指導されます。

 

そして声をかける生徒もいれば声をかけない生徒もいるので1人に声をかけられたら10人に見られてると思うほうが良いです。

 

地方から出てきてとにかく通勤の負担を減らすために学校の近くに住んでいるという理由でないのであれば通勤する学校は自身の生活圏外であることをお勧めします。

 

普段は生徒に指導する立場にも関わらず外では指導できるような先生じゃないなんて噂は瞬く間に広まりますし、毎日生徒と顔を合わせていて休日にも会ってしまうなんて気の休まる場所がなくなってしまいます。

 

生徒だけならまだしも教員同士となるともっと気を遣います。土日に部活動で学校に来ていた教員と生活感丸出しの教員が鉢合わせなんてことになったら相当気を遣うと思います。

 

就職・転職活動時に通勤できるか否かというのは事前に調べていると思いますし、自身で感覚がつかめると思いますが、最長でも1時間半程度といったところだと思います。2時間かかるとなると本当に早朝に起きて、夜中に帰って寝るだけの生活となりますし、通勤だけで消耗してしまうでしょう。

 

通勤電車の時間帯による上り、下りによっては1時間半のとんでもないラッシュより2時間確実に座って教材研究できるということもあるので通勤時間だけで比べると私立学校の選択の幅を狭めてしまうので注意しましょう。

 

また学校によって非常勤講師の時間割は多少、融通を利かせてくれる学校もあるのでラッシュに巻き込まれない時間での通勤で電車でゆっくりできるということもあるでしょう。

 

基本的には毎日通勤する場所となるのでその距離感でしっかり対応できるかを考えるのも必要なことになります。

 

生活圏に近過ぎず通勤圏内であることを意識して検討してください。

 

私立学校の採用について質問がありましたらコメントください。できる限り答えたいと思います。